
グループステージ最終節を迎えたグループEは、
大会屈指の波乱が生まれた一日となりました。
すでに決勝トーナメント進出を決めていたドイツを相手に、
エクアドルが持ち味のハイプレスを武器に大逆転勝利。
一方、突破まであと一歩だったコートジボワールは、
エースのニコラス・ペペが2ゴールを奪う圧巻の活躍でキュラソーを下し、
自力で決勝トーナメント進出を決めました。
強豪国相手にも臆することなく戦ったエクアドル、
そして勝負強さを見せたコートジボワール。
グループE最終節の熱戦を振り返ります。
エクアドル 2-1 ドイツ
【戦術解説】ハイプレスが王者を揺さぶる!エクアドルが劇的逆転勝利
2連勝で首位通過を決めているドイツに対し、
勝利が必要なエクアドル。
しかし試合開始早々、
王者がその実力を見せつけます。
開始2分、左サイドからテンポ良く崩すと、
最後はレロイ・サネが冷静に流し込み電光石火の先制ゴール。
ドイツが理想的な立ち上がりを見せました。
それでもエクアドルは下を向きません。
前線からの激しいハイプレスでドイツのビルドアップを寸断すると、
9分にはニルソン・アングロがこぼれ球を逃さず押し込み、あっという間に同点へ。
試合は一気にエクアドルペースへ傾いていきます。
💡観戦ポイント:ハイプレスは「守備」ではなく攻撃
近年のサッカーでは、
前線からボールを奪うこと自体が最大の攻撃になります。
エクアドルはまさにそのお手本でした。
高い位置でプレッシャーを掛け続けることで
ドイツに自由なパス回しを許さず、
何度もショートカウンターへつなげます。
後半にはドイツがPKを獲得したかに思われましたが、
VARによって判定が覆る場面もあり、
スタジアムの空気は完全にエクアドルへ。
そして77分。
コーナーキックからファーサイドへ送られたボールを頭で折り返すと、
ゴンサロ・プラタが素早く反応して勝ち越しゴール。
「セットプレーでは一度ボールを落とす」
というセオリー通りの美しいゴールでした。
終盤はドイツの猛攻を全員守備でしのぎ切り、
エクアドルが2-1で歴史的な大金星を挙げました。
キュラソー 0-2 コートジボワール
【見どころ】ペペがエースの仕事!2ゴールで決勝トーナメントへ導く
引き分け以上で突破が決まるコートジボワールは、
立ち上がりから落ち着いた試合運びを見せます。
開始7分。
相手DFのパスミスを逃さず高い位置でボールを奪うと、
左サイドからマイナスのクロス。
そこへ飛び込んだニコラス・ペペがダイレクトで合わせ、
幸先よく先制します。
リードを奪った後も慌てることなくボールを保持し、
キュラソーに主導権を渡しません。
キュラソーも積極的にミドルシュートを狙いますが、
決定機には至らず前半を終えます。
💡観戦ポイント:「2点目」が試合を決める
1点差がまだまだ安心できない点差です。
だからこそ重要になるのが追加点です。
64分、コートジボワールは右サイドで細かくパスをつなぎ、
守備ブロックを崩します。
最後は再びペペが狭いコースを正確に射抜き、
この日2ゴール目。
エースが試合を決定づけました。
終盤も危なげなく試合をコントロールし、2-0で快勝。
コートジボワールが堂々と決勝トーナメント進出を決めました。
【総評】ドイツとコートジボワールが突破!エクアドルは勝ち点4で3位通過

グループEは最後まで順位争いがもつれる展開となりました。
ドイツはエクアドルに敗れたものの、
ここまで積み上げた勝ち点6と得失点差を活かし首位通過。
コートジボワールもペペの2ゴールで勝ち点6に伸ばし、
2位で決勝トーナメント進出を決めました。
一方、この日の主役とも言えるエクアドルは、
王者ドイツを撃破する大金星を挙げ、
勝ち点は4に。
得失点差が0だったのが大きなアドバンテージになり、
各グループ3位の比較で上位8チームに入り、
ギリギリの大逆転で決勝トーナメント進出を決めました。
最終順位は以下の通りです。
- 1位:ドイツ(勝ち点6・得失点差+6) 決勝トーナメント進出
- 2位:コートジボワール(勝ち点6・得失点差+2) 決勝トーナメント進出
- 3位:エクアドル(勝ち点4・得失点差0) 3位通過で決勝トーナメント進出
- 4位:キュラソー(勝ち点1) グループステージ敗退
48チーム制となった今大会の厳しさを象徴する結果となったグループE。
エクアドルが王者ドイツを相手に見せた
ハイプレスと最後まで諦めない姿勢は、
多くのサッカーファンの記憶に残る試合となりました。
出典・参考
- FIFAワールドカップ2026 公式試合結果






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