久保建英のプロフィール・経歴・ユース時代を完全解説|なぜ日本屈指の海外育成型アタッカーになったのか

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結論から言うと、

久保建英は「早熟の天才」ではなく、幼少期からスペイン型の判断力を身につけ、日本で実戦経験を積み直し、欧州トップリーグで再評価された“再設計型アタッカー”です。

レアル・ソシエダ公式プロフィールでは、久保建英は2001年6月4日生まれ、神奈川県川崎市出身、身長173cm・体重64kgの攻撃的選手として登録されています。現在はレアル・ソシエダの背番号14を背負い、攻撃に「質・大胆さ・ダイナミズム」を加える選手と紹介されています。

目次

久保建英とは何者?プロフィールと現在の立ち位置

久保建英の基本プロフィールは以下の通りです。

項目内容
選手名久保建英
英語表記Takefusa Kubo
生年月日2001年6月4日
出身地神奈川県川崎市
身長/体重173cm/64kg
現所属レアル・ソシエダ
主なポジション右ウイング/攻撃的MF
利き足左足

JFAの日本代表プロフィールでは、久保建英の経歴は「川崎フロンターレU-12→FCバルセロナ→FC東京U-15むさし→FC東京U-18→横浜F・マリノス→FC東京→レアル・マドリード→RCDマジョルカ→ビジャレアル→ヘタフェ→RCDマジョルカ→レアル・ソシエダ」と整理されています。

久保建英を一言で表すなら、「狭い局面で答えを出せる、判断型に優れたアタッカー」です。

久保建英の経歴は?日本とスペインを行き来した成長ルート

久保建英のキャリアは、かなり特殊です。日本で育ち、バルセロナ下部組織に渡り、帰国後にFC東京でプロ経験を積み、レアル・マドリードを経由してレアル・ソシエダで主力級へ進みました。

レアル・ソシエダ公式は、久保が10歳でFCバルセロナの育成組織に入り、2015年に日本へ戻った後、FC東京でプレーしたと説明しています。さらに、レアル・マドリード移籍後はマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、再びマジョルカへの期限付き移籍を経て、2022年7月19日にレアル・ソシエダへ完全移籍しました。

キャリア年表

時期所属・出来事
2011年9月〜2015年3月FCバルセロナ下部組織
2015年5月〜2016年3月FC東京U-15むさし
2016年4月〜FC東京U-18
2016年・2017年FC東京で第2種登録
2017年11月〜2018年8月FC東京トップチーム
2018年8月〜12月横浜F・マリノスへ期限付き移籍
2019年1月FC東京復帰
2019年6月レアル・マドリードへ完全移籍
2019-20RCDマジョルカへ期限付き移籍
2020-21ビジャレアル、ヘタフェでプレー
2021-22RCDマジョルカへ再加入
2022年7月〜レアル・ソシエダ

FC東京は2019年6月、久保建英がレアル・マドリードへ完全移籍すると発表しました。
その後、レアル・マドリードとレアル・ソシエダは2022年7月19日に久保の移籍で合意しています。

ユース時代の久保建英はどう育った?

久保建英のユース時代の特徴は、「早くから上の年代に混ざったこと」と「環境変化を経験したこと」です。

FC東京公式の経歴では、2011年9月から2015年3月までFCバルセロナ、2015年5月からFC東京U-15むさし、2016年4月からFC東京U-18に所属したと記録されています。

この流れで重要なのは、バルセロナで技術だけを学んだのではなく、帰国後に日本のJリーグ環境で「大人相手の実戦」に早く入った点です。2016年11月5日、久保は15歳5か月1日でJリーグデビューし、当時の史上最年少記録を更新しました。

さらに2017年4月15日には、FC東京U-23の選手としてJリーグ最年少得点記録を15歳10か月11日に更新しています。

この2つの記録は、久保建英の育成が「同年代で突出していた」という話にとどまらないことを示しています。中学生年代で、相手の寄せが速く、身体接触もあるJリーグの試合に入り、判断の速さを試されていたからです。

久保建英の転機はどこだったのか

大きな転機は3つあります。

1つ目は、バルセロナ下部組織から日本へ戻ったこと。これは一見すると遠回りですが、FC東京U-18、FC東京U-23、トップチームという段階を通じて、公式戦経験を早く積む機会になりました。

2つ目は、2018年の横浜F・マリノス期限付き移籍です。FC東京は2018年8月16日、久保の横浜F・マリノス期限付き移籍を発表し、期間を2018年12月31日までとしています。
Jリーグ公式の記録では、久保は2018年8月26日のヴィッセル神戸戦で、17歳2か月22日にJ1得点を記録しています。

この場面は象徴的です。右寄りの位置から味方の動きに合わせてゴール前へ入り、左足で仕留める。単にドリブルで目立つ選手ではなく、「ボールを受ける前にどこへ入るか」を考えられる選手だと示したゴールでした。

3つ目は、2022年のレアル・ソシエダ移籍です。レアル・ソシエダは久保について、21歳ながら多くの経験を持ち、攻撃に質とダイナミズムを加える選手として迎えたと説明しています。

久保建英はどのタイプの選手?比較で見る特徴

久保建英は「突破だけで勝負するウイング」ではなく、「受ける位置・体の向き・左足の選択肢」で崩すタイプです。

比較するなら、堂安律はよりコンタクトに強く、中央へ入りながらシュートや守備強度で存在感を出すタイプです。一方の久保建英は、サイドで相手を引きつけ、タッチの細かさとパス角度で守備のズレを作るタイプと言えます。

つまり、堂安律が“強さと決定力で押し込む左利きアタッカー”なら、久保建英は“判断と間合いで局面をほどく左利きアタッカー”です。

なぜ久保建英は評価されているのか

評価される理由は、若くして海外クラブに所属した肩書きだけではありません。バルセロナ下部組織、FC東京、横浜F・マリノス、レアル・マドリード、複数のラ・リーガクラブを経て、現在のレアル・ソシエダまで、環境が変わるたびに役割を変えてきた点にあります。

特にレアル・ソシエダでは、単独突破だけでなく、味方との距離感、守備ブロックの外側での受け方、カウンター時の運び方まで求められます。久保建英の成長は、「天才少年がそのまま大人になった」というより、「環境ごとに必要な能力を足していった」キャリアだと考えられます。

プレーから読み取れる人物像は、感覚任せの選手ではなく、状況を観察して選択肢を作る“判断型”です。狭いサイドで相手を背負ったとき、無理に縦へ行くだけでなく、相手の重心を見て内側へのパス、カットイン、ファウル獲得を選ぶ。そのプレー傾向から、感情よりも状況判断で勝負する選手像が見えてきます。

まとめ

久保建英は、川崎からバルセロナ、FC東京、横浜F・マリノス、レアル・マドリード、そしてレアル・ソシエダへ進んだ、日本サッカーでも珍しい成長ルートを持つ選手です。

彼は「早熟の天才」というより、環境の変化を力に変えてきた“再設計型の判断アタッカー”です。ユース時代から上の年代でプレーし、Jリーグ最年少記録を更新し、ラ・リーガで経験を積みながら、現在はレアル・ソシエダの攻撃に質を加える存在になっています。

久保建英を一文で表すなら、「判断の速さと左足の選択肢で局面を動かす、日本屈指の海外育成型アタッカー」です。

参考文献・出典

レアル・ソシエダ公式プロフィール:https://www.realsociedad.eus/en/team/player/real-sociedad/takefusa-kubo
レアル・ソシエダ公式ニュース「Take kubo is txuri urdin」:https://www.realsociedad.eus/en/news/details/take-kubo-is-txuri-urdin
JFA 日本代表プロフィール:https://www.jfa.jp/samuraiblue/member/kubo_takefusa.html
FC東京公式ニュース「久保建英選手 FC東京復帰のお知らせ」:https://www.fctokyo.co.jp/news/details/309262/
FC東京公式ニュース「Announcement of Takefusa KUBO’s complete transfer to Real Madrid」:https://www.fctokyo.co.jp/en/news/details/309903/
レアル・マドリード公式ニュース「Official Announcement: Kubo」:https://www.realmadrid.com/en-US/news/club/announcements/official-announcement-kubo
Jリーグ公式ニュース「中学3年生の久保が史上最年少Jデビュー」:https://www.jleague.jp/sp/news/article/7398/
FC東京公式ニュース「FC東京U-23 久保建英選手 Jリーグ最年少得点記録更新!!」:https://www.fctokyo.co.jp/news/details/304799/
Jリーグデータサイト「最年少得点」:https://ddb.j-league.or.jp/personal/goalage/
FC東京公式ニュース「久保建英選手 横浜F・マリノスへ期限付き移籍のお知らせ」:https://www.fctokyo.co.jp/news/details/308813/

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