結論から言うと、遠藤航は「相手の攻撃が形になる前に潰し、試合を落ち着かせる守備安定型のMF」です。リヴァプールでは派手なドリブルやラストパスで目立つタイプではありませんが、危険なセカンドボール、カウンターの起点、ゴール前に入る前のパスコースを消すことでチームを支えます。プレミアリーグ公式では、こぼれ球回収やボール循環への貢献が紹介されている
遠藤航のプレースタイルはどんなタイプ?
遠藤航は「守備統率型アンカー」です。
相手が中央に縦パスを入れようとした瞬間、遠藤はボールホルダーに一直線で飛び込むのではなく、まず受け手の背中側に立ちます。そこで相手の前進ルートを狭め、トラップが少し大きくなった瞬間に体を入れて奪い切る。これが遠藤らしい守備です。
「遠藤航は、奪う前の立ち位置で勝負している選手です。」
なぜ遠藤航はリヴァプールで評価されるのか?
理由は、リヴァプールのように前へ圧力をかけるチームほど、攻撃が外された瞬間の“保険”が必要だからです。
遠藤は前線のプレスが外れた後、中央の空いたスペースに先回りできます。特に相手がカウンターに入る場面で、無理にタックルへ行かず、相手を外へ追い出す守備を選べる点が重要です。リヴァプール公式は、遠藤が加入初年度に公式戦43試合、プレミアリーグ29試合に出場したと紹介しています。これは、適応に苦しみながらもチーム内で必要な役割を掴んだ証拠と言えるでしょう。
遠藤航の具体的な強み
1. セカンドボール回収
遠藤の最大の強みは、競り合いの「次」にいます。味方CBが跳ね返したボール、相手FWが落としたボール、サイドから中央へこぼれたボールに対し、最初の一歩が速い。
たとえば相手が左サイドからクロスを入れ、DFがクリアした直後、遠藤はボールだけを見ず、ペナルティーエリア手前に入ってくる相手MFの位置を先に確認します。そこで半歩前に出て回収し、無理な縦パスではなく近くの味方へ預ける。この一連の判断で、相手の二次攻撃を止められます。
2. タックルより先にコースを消す守備
遠藤は「激しく当たる選手」ではありますが、無謀に飛び込む選手ではありません。まず中央のパスコースを切り、相手をサイドへ誘導し、逃げ場がなくなったところで接触します。
この守備は、身長やスピードだけで勝負するタイプではなく、読みと距離感で勝つタイプです。
3. 試合終盤のクローザー適性
遠藤は先発だけでなく、試合終盤に投入されてリードを守る役割にも向いています。相手が前がかりになった時間帯に、中央で不用意なファウルを避けながら、こぼれ球を拾って時計を進める。これは攻撃的な選手にはない価値です。
遠藤航と長谷部誠の比較|何が違う?
遠藤航を比較するなら、長谷部誠が分かりやすい存在です。
長谷部誠が「最終ラインと中盤を整理する調整型リーダー」だとすれば、遠藤航は「ボールを奪って流れを止める回収型リーダー」です。
長谷部はポジション修正、ライン管理、味方を動かす能力に強みがありました。一方の遠藤は、より接触局面に強く、相手の前進を直接止めるプレーに特徴があります。役割で言えば、長谷部は試合を整える司令塔型、遠藤は試合の危険を消す現場対応型です。
遠藤航の課題と伸びしろ
課題は、プレミアリーグの高速展開で前を向いた状態から広い範囲をカバーする場面です。守備ブロックが整っている時は強い一方、完全にオープンな展開でスピード勝負になると、より走力のあるMFに後手を踏む場面があります。
また、攻撃面ではラストパスや持ち運びで違いを作るタイプではありません。そのため、遠藤を最大化するには、周囲に前進力のあるMFやSBを置き、遠藤は回収と循環に集中させる形が合います。
プレーから読み取れる人物像
遠藤航は「判断で責任を取るタイプ」です。
根拠は、プレー選択にあります。ボールを奪った後に目立つパスを狙うより、チームが崩れない選択を優先する。相手を潰しに行く場面でも、ファウルになる角度ではなく、体を先に入れて奪う。この判断傾向から、遠藤は感情で前に出る選手ではなく、状況を整理してチームを安定させる選手だと考えられます。
遠藤航を見るならここ!
遠藤航を見るときは、
ボールを奪った瞬間ではなく、
その直前の立ち位置に注目してみてください。
遠藤は相手へ勢いよく飛び込むよりも、
まずパスコースや相手の進行方向を制限し、
奪いやすい状況を作ることが多い選手です。
また、味方DFが跳ね返したボールにどれだけ早く反応しているかも見どころです。
派手なゴールやアシストは少なくても、
相手の攻撃が途中で止まる場面を追うと、
遠藤航が試合を支えている理由が見えてきます。
遠藤航の年俸はいくら?
遠藤航のリヴァプールでの年俸は、公開推定ベースで年俸260万ポンド、週給5万ポンドとされています。
1ポンド=200円前後で換算すると、推定年俸260万ポンドは約5億2000万円規模になります。
Capologyは2025-26シーズンの推定固定給を年260万ポンド、週5万ポンドと記載し、
契約満了を2027年6月30日としています。
Spotracも年俸260万ポンド、週給5万ポンド、契約満了2027年と記載しています。
| 項目 | 推定額 |
|---|---|
| 年俸 | 約260万ポンド |
| 週給 | 約5万ポンド |
| 契約満了 | 2027年6月30日 |
| 年俸の意味 | 主力スター級ではなく、経験ある守備的MFとしての実務評価 |
この金額は、リヴァプール内の最高年俸クラスではありません。ただし、遠藤の役割を考えると「攻撃の主役」ではなく「試合を壊さないための専門職」への評価です。年俸260万ポンドという数字は、チーム内序列の最上位ではない一方、プレミアリーグの強豪クラブで計算できるローテーション兼クローザーとして見られていることを示します。
まとめ
遠藤航は、リヴァプールで「守備の穴を埋める便利屋」ではなく、「試合の危険を先に消す守備統率型アンカー」として価値を持つ選手です。
年俸は推定で年260万ポンド、週給5万ポンド。金額だけを見るとスター級ではありませんが、終盤の守備固め、セカンドボール回収、中央のリスク管理という役割を考えると、チームにとっては非常に現実的で重要な戦力です。
遠藤航を一言で表すなら、「派手な主役ではなく、勝つために試合を整える守備職人」です。
参考文献・出典
Premier League: https://www.premierleague.com/en/news/3841731
Liverpool FC: https://www.liverpoolfc.com/team/mens/player/wataru-endo
Liverpool FC: https://www.liverpoolfc.com/news/wataru-endo-secret-his-premier-league-adaptation-liverpool
Capology: https://www.capology.com/player/wataru-endo-34009/
Spotrac: https://www.spotrac.com/epl/player/_/id/85952/wataru-endo
Spotrac: https://www.spotrac.com/epl/liverpool-fc/payroll/_/year/2025
Transfermarkt: https://www.transfermarkt.com/wataru-endo/profil/spieler/146310


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