
グループステージ最終節を迎えたグループIは、
すでに突破を決めていたフランスとノルウェーによる首位争い、
そしてセネガルとイラクによる意地とプライドを懸けた一戦が行われました。
フランスはウスマン・デンベレが圧巻のハットトリックを達成し、
最後まで攻撃の手を緩めない王者らしい戦いを披露。
一方のセネガルもイラク相手に5ゴールを奪う快勝を収め、
3位となり得失点差も改善し3位通過に望みを繋ぎました。
それぞれ異なるドラマが詰まった2試合を振り返ります。
セネガル 5-0 イラク
【戦術解説】数的優位を逃さないハイプレス
決勝トーナメント進出へ望みをつなぐため、
大量得点が欲しいセネガル。
開始直後から攻勢に出ると、
4分にコーナーキックからハビブ・ディアラが頭で合わせて幸先よく先制します。
さらに前半途中にはイラクがVARの末に退場者を出し、
試合の流れは一気にセネガルへ傾きました。
後半に入るとセネガルは前線からのプレッシャーをさらに強めます。
56分にはイスマイラ・サールがビルドアップのミスを逃さず追加点。
続く59分にはパペ・ゲイエがショートカウンターから決めると、
71分にもこぼれ球へ素早く反応しこの日2点目を記録しました。
締めくくりは82分。
中盤でボールを奪ったセネガルが素早く右サイドへ展開し、
最後はイリマン・ンディアエが豪快なミドルシュートを突き刺して5点目。
攻守の切り替えの速さと前線からの連動した守備が光ったセネガルが5-0で快勝しました。
💡観戦ポイント:10人相手でも攻撃の手を緩めない理由
人数が多いチームは、
つい安全にボールを回したくなります。
しかし世界の強豪は違います。
相手が10人になった瞬間こそ前線からプレッシャーを強め、
相手に考える時間を与えません。
セネガルも後半はボールを奪う位置がどんどん高くなり、
そのままショートカウンターで得点を重ねました。
「数的優位=攻撃のチャンスを増やす」
これも現代サッカーの重要な考え方です。
ノルウェー 1-4 フランス
【見どころ】デンベレ覚醒!ハットトリックでフランスが首位を守る
グループ首位を争うノルウェーとフランス。
注目されたハーランドとエムバペの対決でしたが、
ハーランドはベンチスタートとなり、
試合はフランスが主導権を握ります。
7分、右サイドでボールを受けたウスマン・デンベレが
得意のカットインから鮮やかなシュートを決めて先制。
20分にはノルウェーの攻撃を止めると、
一気にカウンターを発動。
オリーセ、エムバペとつなぎ、
最後は再びデンベレが冷静に流し込み2-0とします。
ノルウェーも21分、
テロ・アースガードが華麗なターンからゴールを奪い1点差に迫りますが、
この日のフランスは止まりません。
32分にはデンベレが個人技でDFをかわして3点目。
前半だけでハットトリックを達成し、
試合の流れを完全に引き寄せました。
💡観戦ポイント:カウンターは「人数」より「スピード」
フランスの2点目は、
人数をかけた攻撃ではありませんでした。
ボールを奪ってからゴールまで数本のパス。
重要なのは、
- ボールを奪う位置
- 前線の走り出し
- パスのタイミング
この3つです。
世界トップレベルになるほど、
速攻は「速さ」だけではなく「判断の速さ」で決まります。
フランスはそのお手本のようなカウンターを何度も見せてくれました。
後半はノルウェーもPKを獲得する絶好機を迎えますが、痛恨の失敗。
その後も何度か決定機を作ったものの、
フランスGKの好セーブに阻まれます。
試合終了間際の90+4分にはデズィレ・ドゥエがヘディングで4点目を奪い、
フランスが4-1で勝利。
3連勝で首位通過を決めました。

【まとめ】フランスが3連勝で首位通過!ノルウェーも2位で決勝トーナメントへ
グループI最終順位は以下のとおりです。
- 1位:フランス(勝ち点9) = 首位で決勝トーナメント進出
- 2位:ノルウェー(勝ち点6) = 2位で決勝トーナメント進出
- 3位:セネガル(勝ち点3) = グループステージ敗退
- 4位:イラク(勝ち点0) = グループステージ敗退
フランスはデンベレのハットトリックを中心に圧倒的な攻撃力を披露し、
3戦全勝で首位通過。
ノルウェーも敗れはしたものの勝ち点6を確保し、
2位で決勝トーナメント進出を決めました。
一方、セネガルはイラク相手に5ゴールを奪う快勝を収めましたが、
ノルウェーとの差を縮めることはできず惜しくも3位。
攻撃力の高さを示しただけに、
あと一歩届かなかった結果となりましたが、
5得点の結果から得失点差も改善し3位通過に望みを繋ぎます。
出典・参考
- FIFAワールドカップ2026 公式試合結果






コメント