
グループステージ突破をかけた運命の第3節。
グループFでは、
日本代表がスウェーデンとの大一番に挑み、
最後まで緊張感あふれる熱戦を繰り広げました。
引き分け以上で突破となる日本は、
前田大然のゴールで先制すると、
その後はスウェーデンの猛攻を受けながらも、
守護神・鈴木彩艶を中心に粘り強く守備を続けます。
一方、もう1試合ではオランダがチュニジアを3-1で下し、
首位通過を決定。
日本も勝ち点5で2位を確保し、
見事に決勝トーナメント進出を決めました。
ここではグループF第3節の2試合を振り返りながら、
戦術的な見どころも解説します。
日本 1-1 スウェーデン
前田大然が裏抜け一閃!日本代表が欲しかった先制点
勝ち点4で並ぶ日本とスウェーデン。
日本は引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる一方、
スウェーデンは勝利が突破への近道となる重要な一戦でした。
前半は両チームとも慎重な入りとなります。
日本は堂安律、中村敬斗を中心にサイドから攻撃を組み立て、
前田大然が何度も裏を狙います。
一方のスウェーデンも、
アレクサンデル・イサクを起点に高さとフィジカルを生かした攻撃を展開し、
日本ゴールへ迫りました。
前半終了間際には中村敬斗が鋭いミドルシュートを放ちますが、
GKの好セーブに阻まれ、0-0でハーフタイムを迎えます。

堂安律のラストパスから前田大然が先制!
試合が大きく動いたのは後半56分でした。
堂安律が右サイドで巧みに相手をかわし、
絶妙なタイミングで中央へスルーパス。
その瞬間を逃さず、
前田大然がディフェンスラインの裏へ一気に抜け出します。
飛び出してきたGKを冷静に見極め、
右足で流し込んで日本が待望の先制ゴール。
前田らしいスピードと決定力が光る一撃でした。
観戦ポイント
「裏抜け」は一瞬のタイミングが勝負
前田大然の最大の武器はスピードだけではありません。
ディフェンダーがボールへ視線を向けた一瞬を見逃さず、
絶妙なタイミングで背後へ飛び出します。
今回のゴールも、
堂安のパスと前田の動き出しが完璧に合ったからこそ生まれました。
試合を観るときは、「ボール」ではなく「前田の動き」を見ると、
ストライカーとしての魅力がより伝わります。




鈴木彩艶が神セーブ連発!日本が最後まで守り抜く
しかしスウェーデンもすぐに反撃します。
62分、アンソニー・エランガが右サイドからカットインし、
美しいシュートをゴール左隅へ決めて同点。
その後は完全にスウェーデンペースとなりました。
高さを生かしたクロス。
イサクを中心としたポストプレー。
セットプレーからの波状攻撃。
日本は押し込まれる時間帯が続きます。
それでもゴール前には鈴木彩艶が立ちはだかりました。

イサクの至近距離からのシュートをスーパーセーブ。
続くミドルシュートも正確なポジショニングで防ぎます。
そして終盤、
日本ベンチが切ったカードの一つが長友佑都でした。
豊富な経験を持つベテランがピッチに入ると、
守備陣への声掛けやポジショニングの修正など、
数字には表れない部分でチームを支えます。
押し込まれる時間帯が続く中でも、
日本が最後まで守備組織を崩さなかった背景には、
長友の経験値も大きかったと言えるでしょう。


さらに終了間際には、
セットプレーから放たれた決定的なヘディングを指先一本で弾き出すビッグセーブ。
最後まで集中力を切らさなかった日本が、1-1で試合を終えました。
チュニジア 1-3 オランダ
オランダが開始7分で2得点!首位通過を決める
もう一試合はオランダとチュニジアの対戦。
開始3分、右サイドからのクロスがオウンゴールを誘いオランダが先制します。
さらに7分にはセットプレーからブライアン・ブロビーが追加点。
試合開始わずか7分で2点をリードし、
一気に流れをつかみました。
チュニジアも54分にハゼム・マストゥーリがコーナーキックから1点を返しますが、
62分には再びセットプレーからヤン・ポール・ファン・ヘッケがヘディングで追加点。
オランダが3-1で快勝し、勝ち点7で首位通過を決めました。
観戦ポイント
セットプレーは「高さ」だけではない
オランダは2得点をセットプレーから奪いました。
重要なのは高さだけではなく、
- ニアで競る選手
- ファーへ流れる選手
- セカンドボールを狙う選手
と役割が明確に分かれていたことです。
世界の強豪国は、
セットプレーでも細かな約束事を徹底しています。
まとめ
グループF最終順位は以下のとおりとなりました。
- 1位:オランダ(勝ち点7) 決勝トーナメント進出
- 2位:日本(勝ち点5) 決勝トーナメント進出
- 3位:スウェーデン(勝ち点4) 3位通過で決勝トーナメント進出
- 4位:チュニジア(勝ち点0) グループステージ敗退
日本代表は1勝2分の無敗でグループリーグを突破。
前田大然の決定力、堂安律のチャンスメイク、
鈴木彩艶のビッグセーブ。
そして終盤には長友佑都がベテランらしい落ち着きで試合を締め、
日本代表は無敗で決勝トーナメント進出を決めました。
攻守が噛み合ったこの一戦は、
日本代表の総合力を改めて示した試合だったと言えるでしょう。
決勝トーナメントではさらに厳しい戦いが待っていますが、
この試合で見せた組織力と粘り強さは、
日本が上位進出を目指すうえで大きな自信となるでしょう。

出典・参考
- FIFAワールドカップ2026 公式試合結果







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