
決勝トーナメント進出争いが本格化するグループG。
第2節では、エースの輝きで試合をひっくり返したエジプトと、
退場者を出しながらも勝ち点を死守したベルギーが存在感を示しました。
一方でイランとニュージーランドもまだ脱落しておらず、
第3節を前に4チームすべてに突破の可能性が残る大混戦となっています。
勝敗だけでは語れない、サッカーの奥深さが詰まった2試合を振り返ります。
ベルギー 0-0 イラン
10人になったベルギーが見せた“守備の教科書”
初戦を引き分けで終えた両国にとって、
この試合は勝ち点3が欲しい重要な一戦でした。
序盤はベルギーが主導権を握ります。
細かいパスワークから何度もゴールへ迫りますが、
最後の精度が足りず決定機を仕留めきれません。
対するイランも負けてはいません。
得意のロングスローやセットプレーからベルギーゴールを脅かし、
前半には美しいFKのサインプレーからネットを揺らします。
しかしこれはオフサイド判定。
あと一歩のところで先制点を逃します。
試合の流れが大きく変わったのは後半でした。
イランの決定機をベルギーDFが阻止した場面でレッドカード。
ベルギーは残り時間を10人で戦うことになります。
観戦ポイント
数的優位なのに攻めづらい理由
サッカーでは1人多い状況が有利と言われます。
しかし相手が完全に引いて守備ブロックを作ると話は別です。
ベルギーは自陣深くにブロックを敷き、
中央のスペースを消しました。
イランはボールを持てても決定的な縦パスを入れられません。
サイドからクロスを上げてもベルギー守備陣が跳ね返し続けます。
最後まで攻め続けたイランでしたがゴールは奪えず。
ベルギーは執念のクリーンシートで勝ち点1を確保しました。
ニュージーランド 1-3 エジプト
サラー覚醒!後半3発で鮮やかな逆転劇
前半はニュージーランドが理想的な展開でした。
15分、コーナーキックからフィン・サーマンが高い打点のヘディング。
これが決まりニュージーランドが先制します。
さらに追加点のチャンスも作り出し、
エジプトを苦しめました。
しかし後半、試合の主役が登場します。
58分
モスタファ・ジコがヘディングで同点。
67分
モハメド・サラーが魅せます。
右サイドからドリブルで仕掛けると、
味方とのワンツーで守備を突破。
最後はワンタッチで流し込み逆転ゴール。
まさに世界トップクラスのフィニッシュでした。
82分
トレゼゲがCKから追加点。
エジプトが試合を決定づけます。
前半とは別チームのような戦いぶりで、
見事な逆転勝利を収めました。
観戦ポイント
ハーフタイムの修正力が勝敗を分ける
エジプトは前半、ニュージーランドの空中戦に苦しみました。
しかし後半はボール保持率を高め、
サラーを中心としたサイド攻撃へ切り替えます。
その結果、ニュージーランド守備陣は徐々に後手へ回り始めました。
強いチームほど試合中の修正能力が高い。
エジプトはそのお手本のような試合運びを見せてくれました。
グループG順位表(第2節終了時点)
| 順位 | チーム | 勝点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|
| 1 | 🇪🇬 エジプト | 4 | +2 |
| 2 | 🇮🇷 イラン | 2 | 0 |
| 3 | 🇧🇪 ベルギー | 2 | 0 |
| 4 | 🇳🇿 ニュージーランド | 1 | -2 |
※イランが総得点でベルギーを上回り2位
最終節の見どころ
グループGは4チームすべてに突破の可能性が残っています。
首位エジプトはイランとの直接対決。
引き分けでも突破の可能性がありますが、
イランにとっては勝利すれば首位通過も見えてきます。
一方のベルギーとニュージーランドも生き残りを懸けた大一番。
ベルギーは勝てば突破の可能性が高まり、
ニュージーランドも勝利なら逆転突破が見えてきます。
まとめ

第2節を終えて首位に立ったのはエジプト。
しかし勝点差はわずかで、
グループGは依然として大混戦です。
サラーの決定力。
ベルギーの粘り強い守備。
イランの組織力。
ニュージーランドのセットプレー。
それぞれの武器がぶつかる最終節は、
グループステージ屈指のサバイバルマッチになりそうです。
出典・参考
- FIFAワールドカップ2026 公式試合結果








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